
転勤族の為、自分の意志で転勤を決めるわけには行かず、中学でも転校を経験している長男の話です。
長男はいたって普通の子。いい所を言うなら弟想いで優しい子。
三兄弟をなんとかここまで育ててこられたのも、長男がいたからこそだ。
出張の多い夫の代わりに小さなお父さん役をずっと引き受けてくれていた。
勉強面はどうかというと
小学生の頃は算数なんかみんなが躓く所でしっかり躓き(笑)
それでも夫が勉強を見てくれていたので、これといって変なテストの点を持ち帰ることなく
普通だと思っていた。
中学(転校前)では、部活のほかにスポーツクラブに所属していたので、
本人が塾に行く事は望まず過ごしていた。
市内でも出来ると言われる学校(転勤時、そういう口コミを見て選んだ)で平均点前後の点数を取っていた。
勉強が好きで必死に頑張る様子を見た事がなかったが、
本気になれば出来るものだと思っていた。
※ただ、本当に抜けてる子だということは親本人ともに自覚あり。(笑)
まさか中学で転校する事になるとは考えてもいなかったが、
私と子供で縁もゆかりもない地に残るという選択をする気にはなれなかった。
今までの転校の中でも一番望まぬ転校で夫以外の私と子供たちは泣く泣くの引っ越しになった。
転勤が決まって短い時間で学校を決めなくてはならず、ネットの口コミだけが頼りなわけだが。。。
長男は「普通の学校がいい。転勤族少なくていい。転校生が少ない学校の方がちやほやされそうだし。あと勉強面でも出来る学校じゃなくて普通の学校がいい。」と希望していた。
私も、そうか、そうだよね。長男の意見で探そう。とネットで検索を開始した。
口コミに「転勤族は多くない、普通の学校です。子供たちも穏やかでいいこばかりです」という書き込みを発見し、時間をかける暇もなくコレだ!と思い決めた。
転校しても、生徒が穏やかでいいこばかりという事はすぐにわかった。
しかし、勉強面では普通ではないと感じた!
隣の学校や、またもっと出来る中学が他にもあるから謙遜して口コミを書いた人も「普通」という言葉を使ったのだろう。
ここら辺一体がみんな出来る学校ばっかりだったのだ。
息子の偏差値は当時53ほどだった。塾にも通ってないし、まぁ定期テストの結果見ても今まではこんなものだろうと思っていた。
しかし、学校での定期テストでは順位が出るので底辺だということが数字ではっきりわかった。
長男も私もショックだったと思う。行ける学校はあるのか?心配になった。