
12月はじめ、願書を送りました。返送がなければ、そのまま受験できる可能性が高そうだという解釈をし勉強開始。その時すでに12月も半ば過ぎでした。(笑)
一番最初にとりあえず自分の実力を知る為に過去問を1回分解いてみた・・・・
結果は・・・・
20%・・・(ガーーーーーン)
いや、当たり前やないかーーーーい!栄養士の仕事から20年近く離れ
教科書なんか全部捨てて情報になるもの家にないし、頭空っぽだもの。
そりゃ、そうですとも。むしろ20%取れて良かったじゃん!
くらいですわ!
そもそも、この時点でここから3か月勉強して受かるなんて無理だと思っていましたとも。
ただ、自分の出来る限りの勉強はしてみようとそう思った記憶はある。
栄養士から実務経験を積んで受ける合格率はなんと20%前後とかなり低い。
しかし同じ問題を解く大卒の子達の合格率は90%ほどだ。
この差は元々の基礎力の違いもあるだろうが、勉強時間の差が大きいと思った。
普通に勉強時間さえ確保できれば受かる可能性のある数字だ。
勉強時間さえ確保・・・
といっても、パートで仕事をし、家事もしなくてはならない。
時間の確保が問題である。家事の時間今まで師匠の動画を聞き流していたので
あ!音読して聞いて覚えようと思った。
1冊教科書?参考書?のような本を購入した。その本がアマゾンでレビューが良かったので買ったのだが、
管理栄養士の参考書的なものの中では変わった本で、今思うとそれを買っていたからこそ合格出来たような気もする。
その本を全て音読して音源に変え、家事するときも仕事へ向かうときも買い物に行くときも、常に聞き流した。
そして暇さえあればスマホのアプリで過去問を解いた。
とにかく過去問を解き、わからないことは全てネットで調べ赤ペンで書き入れていく。
過去8年分の過去問は10回以上解いた。とにかく過去問しか解いてない。
それでもやっぱり最後は仕事を辞めて一日10時間の時間を使い勉強した。
洗濯物は畳むのをやめハンガーを買い足しクローゼットに全部しまう。これだけで洗濯を畳んでしまうという時間を減らせる。
長男の弁当は夕飯のおかずを朝入れる。これももう本人に了承を得て時短にさせてもらった。
同じ肉でもチーズ乗せたり、味変えたりすればそれなりに気分変わるしね!(笑)
家族の理解もあり、週末は夫が率先して洗い物してくれたり子供たちも自分で出来る事はやってくれて
私は勉強に打ち込むことが出来た。
みんなの協力があったからこそ後に引けない状態。テスト2週間前には緊張し始め睡眠も取れなくなっていた。

それでも合格の60%は取れるようになっていた。しかしギリギリだ。
これは苦手な問題が1問でも多く出たら不合格。そんなギリギリのラインだった。
テスト当日も緊張しまくりで、
お昼なんて持って行ったが何も入らず水分だけ取っただけで、休憩に再度勉強するが記憶に定着してるのかもわからないレベル。
テストを行う前は瞑想もしてみたが、これまた集中出来てるのかわからないレベルであった。
テスト当日の帰りは手ごたえはなく、緊張した身体が終わった安堵で感じた事のないような疲労感に包まれつつ、
帰りの電車の中で午前中に行ったテストの解答速報が出ていたので答え合わせした。
60%は超えていた。しかしまだまだ不安だった。
帰宅し、午後の部の答え合わせが終わってないのでまた緊張がはじまりスマホ片手に
解答速報が出るのを待った。こういう時Twitterは便利だなぁと思った。
夕方、答えが出た。手を震わせながら答え合わせしたところ、どうやら60%を上回る正解が出来たようだ!!!?
その時の気分は飛び上がるように喜んだわけでもなく涙を流し喜んだわけでもない。
この時はまだ合格発表されてないから正確な結果ではない。という事だと思い心を処理した。
私は管理栄養士の試験に合格していた。
怒涛の半年を振り返り、ここでやっと頑張ってよかったと思えた。
親の資産を何もせずに受け継ぐ事の出来る弟に嫉妬して心が落ち込んだ。
そんな自分自身の弱さと向き合って初めて、今までの自分でいてはいけばい、という強い思いがある事に気付いた。
一生懸命勉強して志望校に合格した夫、頑張らないで生きてきた私。
夫に比べて私は子供に誇れる部分がなかったのにそういう思いを見てみぬふりして生きてきたことにも目を向ける事が出来た。
正直、管理栄養士に強い思いはなかった。でも、何かを全力で頑張ってみたかった。
悔しさや嫉妬は力になると師匠の動画から教えてもらった。
頑張ってよかった!人生変化していく大きな一歩になりました!
40歳過ぎたって出来る事いっぱいある!ワクワクしながら生きよう!!!